槇原敬之『不安の中に手を突っ込んで』を聴く
何気なく聴きだした槇原敬之の『不安の中に手を突っ込んで』。
リリースは2010年。
昨年槇原敬之のSYMPHONY ORCHESTRA CONCERT "cELEBRATION 2015"に行ってきて、その時の思い出をライブレポートとして書きました。
いわゆるマッキーの名曲というのは当然聴いて育ってきたのだけれど、ファンというわけではなくて、欠かさずアルバムを聴くという感じではなかった。
けれど実際ライブに行ってみて、改めて曲のよさ、歌のよさに心が震えて、ふと気づくと「ああ、槇原敬之聴きたいな」と思うことが増えた。
なぜ、まずこのアルバムを選んだのかはよくわからないのだけど、ちょうど自分が日々に不安を感じていたのかもしれない。
槇原敬之の歌なら何か勇気をくれるのかもしれないと少し救いを求めたのかもしれない。
その抱えていたものに寄り添い、振り払ってくれる歌、歌、歌。
1曲目の「夜空にピース」からグッときて、2曲目「幸せの鍵を胸に」で希望を与えてくれて、3曲目の「冬のコインランドリー」で染み入る。いい曲は季節を選ばないと思った。そして続くポップソング。
特に「幸せの鍵を胸に」はソフトなファンクネスを感じるリズムと誰をもきっと前向きにさせる歌詞が相まって、音楽の喜びってやっぱりこれだよね、と思って大好きな1曲になった。っていうかどハマり。聴きだすと先に進まない。笑
本当に、胸が高鳴る。
まだまだ知らない名曲がいっぱいあるんだろうな。
音楽を聴く喜びがまたひとつ増えた。