【2019年版】 ジャズを学ぶならこれ!おすすめサイト12選。【Jazz理論まとめ | ジャズ学習】
WEBでジャズを学べる時代です。(2019年8月19日更新)
ジャズ理論などを無料で学べるおすすめサイトのまとめです。
日本語のコンテンツもまだ少なく、海外のものがほとんどになりますが、内容がわかれば英語はそんなに障害にならないなと感じています。動画は特に。文章なら意味はネットで調べられますし。実際、海外の方がクオリティーは圧倒的に高いです。
オンラインでジャズセオリーを学習できる時代がいつの間にかやってきていました。
それではさっそく、いってみましょう!
1.Open Studio - Play JAZZ Better
広告でChristian McBride(クリスチャン・マクブライド)のレッスンがよく1ドルになっているのを見かけるOpen Studio。
ジャズ学習サイトでは老舗になるのではないでしょうか。
YouTubeにも動画が多く上がっており、2分でジャズを学ぶ「2 Minute Jazz」はちょっとした時間を有効に使えます。
Podcast動画も上がっていますが、早口でひたすら喋り続けるので、英語が苦手なうちは避けたほうがいいかもしれません。
メンター(講師)の一人でもあるPeter Martin(ピーター・マーティン)は自身のYouTubeチャンネルでも「2 Minute Jazz」を多数公開しています。(最初は個人でやっていたものが、Opne Studioに移行したという感じ)
単純にめちゃくちゃうまいのと、正統派ジャズピアノといったスタイルなので安心感があります。ただ、なかなかテクニカルなので初歩の段階だとちょっと(だいぶ?)ハードルが高いかも。その分、あえて映像は見ずに、音だけで聴き取ってイヤートレーニングとして活用するのもおすすめ。
2.Jazz Duets
サックス奏者、Nick Homes(ニック・ホームズ)のYouTubeチャンネル。
ベーシックな理論というよりは、実際の曲の構造はどうなっているかといったというのが軸になっています。
ユニークなものが多いので、単純に見ていて楽しいです。
Maiden Voyageで使えるコードパターンを紹介している動画。
「あー、こういうフレーズよく聴くけどそうなってるのかー。」って思います。
最近おもしろかったのはこれ。
テトリスのテーマを12キーで練習するっていう。笑
いいウォーミングアップになるし、楽しいです。
WEBサイトでは譜面なども販売されています。
3.Jazz at Lincoln Center's JAZZ ACADEMY & Barry Harris
リンカーン・ジャズセンターによるYouTubeチャンネルです。
ここで非常におすすめしたいのが、Barry Harris(バリー・ハリス)を迎えたレッスン。
ここでは普段メンターとして登場するEli Yamin(エリ・ヤミン)が生徒役。
そんな危うい演奏でいいのかと心配になりますが、非常に重要な内容になっています。
日々のルーティンにぜひ取り入れたい内容。
Part4まであります。
このチャンネルでは他にもたくさんのベーシックな講座が開かれています。
バリーハリスのチャンネルもすごくためになります。
ピアニスト以外にはかなりハードルが高い内容ですが、リンカーンジャズセンターのものも含め、バリーハリスの講座は個人的にいちばんおすすめしたいです。
4.Master Class(有料)
ジャズや音楽に限らず、アート分野を総合的に扱っているサービスです。
特筆すべきはHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)による講座があること。
これだけでだいぶ引き強いです。
ほかにもHans Zimmer(ハンス・ジマー)のフィルム・スコアリングや、Carlos Santana(カルロス・サンタナ)のギター講座もあります。
有料ですが、その分クオリティや量は充実しています。
5.Elite Music Mentor(有料)
こちらは音楽(というかジャズ)に特化したサービス。
個人的には「Aaron Parks(アーロン・パークス)の講座がある!」ということで、すぐポチってしまいました。
ただ、他の有料サイトと比べると量は少なめ。
ちょっと高いかな...。と感じます。
単純に基本を学ぶというよりは、“それぞれのアーティストが大切にしている基本”を学ぶ、という方向性です。
今後はBrad Mehldau(ブラッド・メルドー)の講座も予定されています(告知されてから随分たっている気もする)。
6.Learn Jazz Standards
ニューヨークのジャズ・ミュージシャン、先生でもある Brent Vaarstra(ブレント・ヴァーストラと読むんでしょうか...)さんがやっているサイト。
ジャズの基本から学ぶことができるので、初心者の人にもおすすめです。
メルマガに登録すると、定期的に記事のお知らせなどがくるのでそれも便利です。
Facebookも頻繁に更新されるので、そちらでもいいかもしれません。
無料でもらえるe-Bookなどもあります(内容はたいしたことないですが...)。
YouTubeには一緒に演奏する練習音源や、Lick(短いフレーズ)、ポッドキャストが掲載されています。
7.THE SAX ONLINE(日本語)
日本語サイトです。
サックス専門の情報サイトとして有名ですね。
サイト内に、理論を学べる連載などがあります。
8.Jeff Schneider Making Music and teaching you how
ジェフ・シュナイダーさんのジャズ・ティップスYouTubeチャンネル。
Lickなどがどれも短くまとまられていて、内容的にも重くないため、ちょこっと空いた時間に見られるのが良いです。
動画も本人もオシャレで、堅苦しくないのが素敵。
毎日ひとつ見ています。
9.Kent Hewitte
個人的にジャズピアノおじいちゃんと呼んでいるKent Hewitt(ケント・ヒューイット)さんのYoutubeチャンネル。
独特なノリとバイタリティ溢れるしゃべりがクセになります。
動画の長さははだいたい20分程度と少し長めです。
10.Inside Piano Video Tutorials
イタリアの作曲家、プロデューサー、教師のFederico D'Antoni(フェデリコ・ダントーニ?)さんのサイト。
YouTubeチャンネルもあり、動画をみるだけならそちらがおすすめ。
今はもう更新されていませんが、初歩から一歩踏み込んだ内容で、いろんな応用の仕方が見えてくる動画です。止まることなくどんどん進んでいくので、頻繁に一時停止する必要があります。笑
11.MangoldProject
いろいろなコード・ボイシングのパターン集といった感じのYouTubeチャンネル。
内容も簡単なものが多いので、ボイシングのパターンなどを増やしたい時に参考になります。ジャズの理論というと、どうしてもスケールに意識がいってしまいがちですが、同じようにハーモニーもすごく大事です。先述の「Inside Piano」でもそういった動画がありますが、ハーモニーを中心に扱ってくれているところがあるのは助かります。
もちろん、ハーモニー以外のものもあります。
まあ、腕前はなんとも...ですが、時々出てくる猫にほんわかしましょう。
12.David Magyel
常に弾いているものが楽譜で表示されるので、非常に便利です。
初歩というよりは、それを理解している人向けのいろんな「型」を集中的に教えてくれる動画です。
【番外編】
Berklee College of Music
ジャズを志すなら誰もが意識するバークリー音楽院。
ご存知の方も多いと思いますが、バークリーのYouTubeチャンネルもあります。
いや...もうみなさんハイスペックすぎて引きますね。笑
自分に喝を入れるためにもおすすめです。
Jesus Molina
完全に余談ですが、とにかくはちゃめちゃにうまいJesús Molina。
これで20代前半というのはまさに驚異です。
彼が突然始めたこのチャレンジ、君は弾けるか!?
特に左手の3〜5の指がいい練習になります。
アクセントやノリに注意しながら、ゆっくり練習するのがおすすめ。
Keybord Magazine Online
日本のキーボードマガジンではなく、海外のキーボードマガジンです。
正直、追いかける気にならない量ですが、海外で話題になっているものを知ることができるので、便利ですね。
以上、ざっとまとめてみましたが、おすすめなのは6.Learn Jazz Standardsを軸にして、8.Jeff Schneiderでリックをストックしつつ、ピアノであれば1.のPeter Martinや2.Jazz Duetsをやって、広げていくというのがいいんじゃないでしょうか。
この内容がある程度できる、あるいは理解できるというレベルになれば、耳コピをしたり、独学でやっていく力は身についていると思います。
どうしても本で学びたい...という方に
ちなみに、どうしても本で学びたい!という方にはこちらがおすすめです。
所有しているものの中から良いと思えるものをピックアップしました。
買いすぎですね。
1.マークレヴィン・ザ・ジャズ・セオリー / Mark Levine
一生付き合えるジャズ理論書。厚さも一生分。笑
基本的なジャズ理論なら、これ1冊あれば他にはいりません。
- 作者: Mark Levine,愛川篤人
- 出版社/メーカー: エー・ティ・エヌ
- 発売日: 2005/01/14
- メディア: 楽譜
- 購入: 4人 クリック: 10回
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2.マークレヴィン・ザ・ジャズピアノブック / Mark Levine
上記のピアノ特化版。どちらがおすすめかと聞かれれば、1です。
- 作者: Mark Levine,愛川篤人,佐藤研司,愛川由香
- 出版社/メーカー: エー・ティ・エヌ
- 発売日: 2006/03/07
- メディア: 楽譜
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3.ジャズ・スタンダード・セオリー / 納浩一
CDもついていて、ジャズ理論のトピックを学ぶのに良いです。
これにしばられない、というのと、これで全て学んだ気にならない、というところを意識していれば、多くのことが学べる良著です。
ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て (CD付)
- 作者: 納浩一
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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4.水野式 アドリブに役立つ曲のコード・スケール・アナライズ / 水野正敏
スケールはわかったけど、実際どこに何を使えばいいの?という人におすすめ。
良い足がかりになる本です。
[rakuten:shimamura-gakufu:10132019:detail]
5.ペンタトニック・コンセプト完全マニュアル / 飯田ユタカ
ペンタトニックに特化した理論書。ギタリスト向けですが、他の楽器の人でもペンタトニックを深く学ぶことができます。
ペンタトニック・コンセプト完全マニュアル(CD付) (jazz guitar book Presents)
- 作者: 飯田ユタカ,GIGS編集部
- 出版社/メーカー: シンコーミュージック
- 発売日: 2016/08/22
- メディア: 楽譜
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6.マイナー・コンヴァージョン完全マニュアル / 飯田ユタカ
これもギタリスト向けです。パット・マルティーノが築いたマイナー・コンヴァージョンについて書かれている理論書。マイナー系のスケールだけで全部やったるぜ!という漢気を感じる本です。
7.キースジャレット:ザ・ケルンコンサート
理論書ではありませんが、譜面を読みながらケルンコンサートを聴くと、キース・ジャレット構成力の高さを目の当たりにできます。これが即興なのか...と。
強弱の表記はありませんが、音はほとんど正確に採譜されているので(あとは譜面に書きようのないものくらい)、それも驚きます。
SJ150 キースジャレット:ザ・ケルンコンサート ピアノのための
- 作者: キースジャレット
- 出版社/メーカー: 日本ショット
- 発売日: 1998/12/10
- メディア: ペーパーバック
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