段違いのクオリティ。iZotope「Neutrino」
無償クオリティを遥かに凌駕したプラグイン「Neutrino」
Ozone7やRX5など、ハイクオリティなプラグインを開発しているiZotopeがリリースしたNeutrino。
レビューもなにも、無償・フリープラグインなのでダウンロードして使ってみれば誰でもわかることなんですが、震えました。
Neutrinoはすべてのトラックにインサートして使う、いわゆる全挿し系のプラグイン。
4つのモードから選び、2つのノブで調整するというシンプルな構成ですが、その中身にはiZotopeの技術が惜しみなく注がれています。
レスポンスモード、と言われる通りそれぞれのモードがトラックに合わせて反応し、動作します。大まかに4種類にわかれているだけで、実際音を聴いてみるとかなり複雑な動きをしていることがわかります。
「効果がいまいちわからないなー」という人は例えばヴォーカルをVoiceからBassに変えてみたりすると変化がわかりやすいかもしれません。
機能説明は本家などのサイトに掲載されていますが、誤解を恐れずに言えば「自動ミックスプラグイン」。効果は派手ではなくどちらかというと控えめですが、それが逆にすごいところで、仕上がったミックスがNeutrinoによってさらに洗練されます。
ミックスの細かい粗みたいなものを自動的に整えてくれる、そんなプラグイン。
ただ、低負荷ということですがトラックが増えるとやはりそれなりの負荷になってきます。マイクプリ系やコンソール系など最近全挿し推奨のプラグインが多くなりましたが、悩ましいところです。
こういった全挿し系のうっすら効果のプラグインはヘッドフォンならまだしも、スピーカーならモニター環境もしっかりしてあげないとわかりづらかったりします。
ともかく、無償というのが信じられないとっても素敵なプラグイン。
有償でも買ってしまうレベル。
RTASにまで対応していることにちょっとびっくりしました。
ちなみに日本のTACSYSTEMからでもiZotope本家からでもダウンロードできます。
TACSYSTEMもすぐにシリアルメールが届きます。
日本代理店TACSYSTEM
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Neutrinoレビュー動画
動画後半で他の全挿し系プラグインも使ってミックスしているのがおもしろいです。