MUREADER’s blog

DAW、プラグイン、音楽機材などDTMの話が多めです。

【意外と知らない】iTunesはハイレゾ対応している。

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最近ほんと「ハイレゾ」という言葉をよく聞くようになりました。

部分的にではありますが、iTunesハイレゾに対応していたのでそれについて書きます。

確認環境

MAC OS 10.11.4 El capitan

iTunes 12.3.3.17

 

昔は違った

以前Mr.Childrenの『REFLECTION』のことを書きました。

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その時はiTunesで24bit/96kHzの再生できないからなーと特に考えもせず音楽制作用のDAW(波形編集ソフト)に読み込んで聴いていました。

以前のiTunesだとiTunesの環境設定やベースとなっているQuickTimeの設定を変えたりということが必要でした。いかんせん自分の環境がOS 10.8とかだったりでちょっと古かったんですよね。

最近OSをEl capitanにアップデートして、OSについてとかアプリまわりを検証していました。そんな時に気付いた。iTunesで24bit/96kHzが再生できるようになってる!しかもデフォルトで!

 

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iTunesでファイル情報を見てみると、確かに24bit/96kHzのまま。

特に内部でファイル変換なども行われていないようです。

 

最高ビットレート・サンプリングレートは?

じゃあどこまで再生できるんだろう?と思って少し検証しました。

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自分の環境で作れるオーディオ・ファイルが32bit/192kHzまでだったので、それでやってみたところ、無事再生可能でした。

 

注意点

FLACなど他の形式のハイレゾ音楽は聴けない

無理だろうな、と思いつつハイレゾの代表的なファイル形式のひとつであるFLAC形式のデータを読み込もうとしましたが、やっぱり無理でした。

右クリックメニューで「iTunesでは"〜〜.flac"を開けます」みたいに表示も出ますが、無理です。

FLACDSDで再生する場合はやはり他の対応アプリを選ぶ必要があります。

 

・Audio MIDI設定の変更と限界

ビットレートやサンプリングレートが高いファイルを再生する場合、Audio MIDI設定でビットレートとサンプリングレートの設定を変更する必要があります。変更しなくても再生自体はされますが、正しく再生されてはいません。出口のところで変わっちゃってるってことですね。

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例えば内蔵出力の場合(MACの内蔵スピーカーでハイレゾ聴く人がいるとは思えませんが...)、設定できる最高値は32bit/96kHzまでです。

 

 

iPhoneでは聴けない

iPhoneのミュージックアプリでApple Musicに加入している場合、iCloudミュージックライブラリというもので自動的にファイル変換がされるんですが、iCloudミュージックライブラリが対応していないので不適格となり、同期できません。まあそもそも変換される時点で音質落ちちゃうんですけど...。

iPhoneハイレゾはやはり他の方法を考える必要があります。

 

 

最後に

部分的なところではありますが、ハイレゾに対応してくれているというのはありがたいと感じました。知っている人は知っていることだったり常識なのかもしれませんが、検索してもこのことを書いている記事などは見つからず、昔のものや他の方法ばかりだったので。

実際、ハイレゾ環境を用意するのって現代の生活だとやっぱりお金がかかりすぎてなかなか大変です。

この記事がなにかお役にたてば幸いです。

 

他にもApple Musicでのトラブルなどをまとめた記事があるので、よかったらご覧ください。

 

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