Tord Gustavsen Trio『BEING THERE』を聴く
1970年ノルウェー出身のジャズ・ピアニストTord Gustavsen(トルド・グスタフセン)のトリオによる作品『BEING THERE』。BassはHarald Johnsen、DrumsはJarle Vespestad。録音は2006年。レーベルはドイツのECM。
先日のECMナイトの記事でもちらっとだけ紹介しました。
コンテンポラリージャズというと、どうしても複雑になる傾向がありますが、このグスタフセンのピアノはピアノの音色と共にメロディがとにかく美しい。
その一音一音に惹きこまれ、一聴して僕は虜になりました。
全編を通して静かなトーンで統一されていますが9曲目の「Where We Went」などはその静謐さが熱を帯びます。
曲数は13曲とジャズとしては多いものの、1曲1曲が5分程度と短めにまとめられているので、聴き易く夜に1人で聴くにはうってつけなのではと思います。
新譜などもリリースされているので、追いかけていきたいな、と思うピアニストです。
Tord GustavsenオフィシャルHP