Joonas Haavisto Trio『oku』を聴く
先日リリースされたばかりのJoonas Haavisto Trioの『oku』を聴いています。
フィンランドのピアニスト、ヨーナス・ハーヴィスト。
前作の『Micro to Macro』がファンの心を掴んだそうですが、恥ずかしながら知らずこの作品で初めて知りました。
日本に思い入れを持っているそうで、タイトルの「oku」は「奥」を意味するそうです。作品の中にも「Chilling At Shinjuku」という曲があって、新宿の喧噪というか、賑わいを感じさせます。それでも美しさが際立つけど。
ピアノのスタイルとしてはどことなくECMっぽいというのをイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。静かで耽美な中にインテリジェンスを感じるピアニストです。キースジャレットに影響を受けているというのもあって、そういったピアニストを好む方には特にオススメできる好盤です。「Band Wagon」なんかはトリオの熱さが感じられます。
東京JAZZなど、何度も来日されているそうで、4月にはまた来日ツアーが予定されています。日本盤レーベルBLUE GLEAMのサイトに詳細が掲載されています。