『ブロックバスター戦略』を読む。
これってなんだっけ、なんかに似てるよなこれと思って読んでみたら、「集中と選択」と「プッシュ戦略」だった。
エンタメ系のビジネス戦略講義があるってユニークです、ハーバード。
どんな戦略かというと、リスクを冒してでもこれと決めたものにとにかく金を注ぎまくるっていうっていう、もうギャンブルだよねそれっていう戦略。
ワーナーの場合だと年間の映画5本くらい(ハリーポッターとか)に惜しみなく金をかけまくって大きなリターンを狙うっていう。それやんないとそもそも儲かるわけないよねっていう。それは理解できる。
大切なのがその5本に入らないものをどういうビジョンの下に動かすかってことだったり。将来的に可能性があるものにテストケースの場を与えるとか。
そのあたりが単純な「集中と選択」とは異なるところかと。
まあ、そもそも資本が潤沢にある人とか会社でしかこれはできないけど、マルーン5のヒットの裏側にあった戦略とか知ると、そうなんだーって思います。ブロックバスター戦略と言えるのかはさておき。
草の根戦略とワイドリリース戦略の切り替え時は勉強になります。
ビッグデータやデータサイエンス的なもので裏付けしてギャンブルしていきましょうねというお話。違うか。
これ、小心者はやめた方がいいってホントそう。むりやわー。
あらためて自分の性格は超インバウンドなプルプルプッシュ野郎だと思いました。
めでたしめでたし。
ブロックバスター戦略―ハーバードで教えているメガヒットの法則
- 作者: アニータ・エルバース,鳩山玲人,庭田よう子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: 単行本
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