MUREADER’s blog

DAW、プラグイン、音楽機材などDTMの話が多めです。

Franck Avitabile『Paris Sketches』を聴く

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今日はFranck Avitabile「フランク・アヴィタビレ」の『Paris Sketches』を聴いています。録音は2008年。アヴィタビレの作品では一番新しいものです。

 

8月18日にディアンジェロのバンドメンバーとして来日したPino Palladino(ピノ・パラディーノ)が参加しています。ピノの仕事の振り幅の広さには驚くばかりです。他にもJohn Mayerジョン・メイヤー)とかやってるし。

ドラムはManu Kache(マニュ・カチェ)。

 

「美しい」という表現を追求するピアニスト、フランク・アヴィタビレ。

この作品はピアノ・トリオとしての美しさを存分に感じられる1枚です。

彼の作品の中では一番地味かもしれないれど、目を見張る録音の美しさ、輪郭の整ったピノのベース、華やかに彩りを添えるマニュ・カチェのドラム。

 

例えばスタイリッシュな雑貨屋さんで流れていたら、それだけでお店のランクが1ランク上がりそうな、そういう音楽です。笑

 

でもセッションに熱が帯びてくると不思議な温かさに包まれ、エネルギーをもらえるような、そんな音楽のマジックが起こっています。

 

そうそう、この作品にはPVがあります。

4曲目に収録の「Stage Door」。

www.youtube.com

 

気品溢れる静かなグルーヴ。この3人が奏でるサウンドはまさに極上だと感じられます。1曲目の「Air」も同じくすばらしいリッチ感で、朝起きがけに聴くとこの上なく上質な朝が迎えられます。

他のアルバムでも感じることなんですが、Franck Avitabileの作品において前半の曲には「朝」を感じることが多い。そういう「ある1日」といったコンセプトがあるようにも感じます。

 

このアルバムでも個人的に大好きな曲「Facin' Up」が新しいトリオアレンジで演奏されていて、嬉しい1枚です。

 

ちなみにピノ・パラディーノはここでは非常に落ち着いた演奏しています。

ディアンジェロのライブを思い返しながらプレイの振り幅に改めて驚きますね。

 

ひとりでも多くの人にこのFranck Avitabileの音楽を聴いて欲しいな、と思います。

最近流行りのApple Musicでも聴けます。

ぜひ聴いてください。

Paris Sketches (Special Edition)

Paris Sketches (Special Edition)

  • Franck Avitabile
  • ジャズ
  • ¥1500

 

Paris Sketches

Paris Sketches

 

 

Franck Avitabile 『Paris Sketches』

1. Air

2. Three Colours

3. The Birdcatcher

4. Stage Door

5. Rewind

6. Sun Waltz

7. Pat

8. Ultraviolet

9. Mockin' Bird

10. Facin' Up

11. Seagram Murals

12. Four Rods

13. Point Of Presence

 

オフィシャルサイトはこちら(英語かフランス語)

avitabile.free.fr

 

他にもFranck Avitabileのディスクレビューを書いています。

素敵な作品ばかりなので、よろしければぜひ。

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