MUREADER’s blog

DAW、プラグイン、音楽機材などDTMの話が多めです。

Apple Musicなど今年の展望

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昨年は一気にサブスクリプション制の定額音楽配信サービスが出そろいました。

Apple Music、AWA、LINE MUSIC、Google Play Music、そしてAmazon Prime Music。

みなさんはどのサービスを使っていますか?使ってない人もいると思います。

 

僕自身はといえば、Apple MusicとAmazon Prime Musicを使っています。

音楽のヘビーユーザーとしては月1000円程度で使い放題、聴き放題というのはまさに天国のような話でこれを書いている今もBGMにしながら書いています。

 

Apple Musicで言えば新譜をCDショップに行って買うはおろか、Amazonに注文するよりも速くその場で聴くことができるわけで、正直なところCDを買う量はグンと減りました。以前は月に20〜30枚CDを買うこともありましたが、最近は限りなくゼロに近づいています。CDショップに行っても、まずApple Musicにあるかどうかを探すっていうことをしてしまいます。

 

出費が減ってきて、ありがたいことではあるのですが、音楽業界にとってはどうなのかという悩みが同時にあります。業界的にはサブスクリプションは圧倒的にもうからない。CDの売り上げも減るしいいことない、という印象がやはり強いです。

僕の考えるところとしては、例えば月2000円とかに値上げをしてもいいから、アーティストに支払われる金額をせめて今より多くしたらいいんじゃないか、というところです。

これは最初Spotifyがこの金額ベースでシェアを獲得してしまったのが致命的でした。

最初の段階でもう少し高めの設定だったら...と。

期待としてはこれからあらゆる端末がハイレゾ対応になり、ハイレゾサブスクリプションで金額ベースを上げる、というのがいいのかなと思ったりします。

ストレージのデータ量、ネットワーク、規格など障害、課題は沢山ありますが...。

 

振り返ってリアル店舗。実際新しい音楽との出会いというところで考えると、CDショップに行った方が沢山の出会いがあります。バイヤーさんが培った耳や知識というのはそうそう太刀打ちできるものではありません。そう考えると今よりも試聴機を増やし、ある意味カフェ的に椅子なども用意し、時間制料金の音楽試聴カフェ的なスタイルってどうなんでしょうか。どうですかね...。

CDの売り上げもだいぶ底打ちになってきた気もしますが、やはりこれから一層厳しくなっていく気はします。これからレコードにしろCDにしろそういった媒体がまた市民権を得ることは無いように思います。

 

個人的にはCDショップにも今まで大変お世話になってきて、やはりCDが好きです。

ただ現状の音楽ユーザーとしてはサブスクリプションがメインになりつつあります。

これからの子供たちはきっとこのサブスクリプションが普通で、CDって何?という世代になってゆくでしょう。

その時代に向けて、ミュージシャンとしても音楽ユーザーとしても考えてゆかなければなりません。

 

音楽を作る、リリースする、そのお金の生まれ方や流れ方も変わってゆく、そんな時代を感じています。