MUREADER’s blog

DAW、プラグイン、音楽機材などDTMの話が多めです。

5年ぶりのアルバム、アデル『25』を聴く

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『19』『21』『25』と毎回年齢がタイトルになるアデル(Adele)、なんというかいつの頃のアルバムかが一目でわかって普通に便利ですね。

 

さてさて、このCDが売れない、配信全盛、の世の中ですが驚異的な売り上げを記録しているそうです。

www.billboard-japan.com

nme-jp.com

アメリカでもイギリスでも過去最高の売り上げ、となっています。しかもこれ、インディーレーベルなんですよね。メジャーではなくインディーが過去最高というのもまた意味を持つことになるのだと思います。

 

これだけリリースフォーマットが沢山ある世の中だと、どう出すかということにアーティストサイドも頭を悩ませます。

このアデルもそうで、アルバムを一定期間配信しないと決めたのは前日とか当日だったと言われています。現場がごった返しているのが想像できます。

ビッグアーティストにとっても相当に難しい。シングルの「Hello」はApple Musicで聴けるしね。

 

結果としてみると、もうこれ以上ないベストな選択だったのではないかと思います。

 

では実際の中身はどうか。

25歳になったアデルの嘘偽りない音楽が聴けます。

相変わらずの型破りな歌声には人生の味わいが深まり、ただ歌声に酔いしれることだけでなく、深くその声を味わうことができます。

先行で聴くことのできた「Hello」、「When We Were Young」、どちらも今(かもしくはちょっと前の)のアデルの等身大が描かれており、やり切れない痛切な想いが胸を打ちます。

 

個人的には「When We Were Young」が素晴らしいと思いました。

この25歳という歳で、When we were youngと歌ってしまえる、そしてそこに説得力がちゃんとある。どれだけの人としての深みと内面に抱えるものがあるのだろうと、驚くしかありません。

サウンドアレンジも多彩で、抑圧された中にたぎる想いを感じます。

 

ちなみにマスタリングはSterling SoundのTom Coyne氏。

テイラースウィフトやサムスミスなどいまをときめくビッグアーティストの大概をこの人が手がけています。

そういう面で聴くのも、仕事柄楽しいものです。

 

日本での売り上げがどのくらいなのかはわかりませんが、全世界が待望したアデルの新譜『25』、ぜひ一家に一枚オススメします。

 

 

25

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25

25

 

 

 

21

21

 

 

 

19

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スカイフォール

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ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール(DVD付)

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