『PEACE MAKER』を読む
『スプリガン』や『ARMS』などの名作を描いてきた皆川亮二が今連載している漫画『PEACE MAKER』。
皆川亮二の漫画は上記のものは特にドラゴンボール的展開が多い(どんどん強い敵が出てくる)のですが、この作品もそういった傾向はあるものの、ある銃を軸に兄弟の関係が描かれていくところにドラマがあります。兄弟ものっていうのが個人的にポイント高かったり。
『ARMS』なんかも葛藤というのが常につきまとっていた作品で、「強さ」とはなんなのか、本当の現実を見ているのか、という問いかけが常にあります。
それが「強くなって敵を倒す」という単純だけれどもいいカタルシスと相まって、読んでいて気持ちがいい。
最新刊は非常に長い過去シーンが続きますが、それがまた物語に深みを増し、終章へと誘ってくれるのでしょう。
クライマックスが近づいてきている、そんな気がして目が離せません。