ディアンジェロを聴きながら思うこと。
18日のディアンジェロのライブを終えて、改めて聴き直しています。
D'Angelo & The Vanguardの『Black Messiah』もそうだし、『Voodoo』『Brown Sugar』も。
いま『Brown Sugar』を聴くとやっぱり若い!と感じます。
まだそれ以降の作品と比較するとチャート寄りなポピュラリティーを持ったアルバムです。
ディアンジェロの特徴ってなんだろうと考えた時に、歌詞はもちろんそうなんですけど
- 印象的なリフ
- 独特のサウンド
- 歌なのかライムなのかわからない、歌
が真っ先に挙がると思います。
どれも一筋縄ではいかなくて、『Brown Sugar』なんかではタイトル曲「Brown Sugar」のあのベースリフが超ポップで一瞬にして引き込まれるんですが、作品を経るごとに、段々とサウンドとのつながりが強いリフになってくるというか、これはサウンドなのか、リフなのかと中々判断に迷うリフになっているように感じます。
サウンドも、「Voodoo」から一気に灰色がかったような、茶色がかったような、いい意味で薄汚れたサウンドになっていきます。その傾向は「Black Messiah」でより一層深まったように思います。
そして歌なのか、ライムなのかわからない歌。
たぶん、歌もどの楽器も目指すところは一緒なのだと思います。
全てが一体になるような混じりあった混沌としたサウンド。メッセージ。
技法的にどうとか、音楽理論的に、ブラック・ミュージックの歴史的にどうかとか、語るつもりはありません。
ディアンジェロに魅了されたひとりの人間として、これからもディアンジェロの魅力を考えていきたいと思います。
そしてまた、ライブに行きたい!
超ファンクだったね。笑
松尾潔さんのツイートが的を射ているなーと思ったので紹介。
ディアンジェロをお台場で。残念ながらぼくは急用で既に仕事場に戻っていますが、まだアンコールの途中かも。 20年前に観た時の印象は「歌うマイルス・デイヴィス」でした。今夜の感想を忌憚なく言うなら「肉厚なプリンス」だな。 #赤メロウ pic.twitter.com/qO1J7Q3smO
— 松尾潔 (@kiyoshimatsuo) 2015, 8月 18
「肉厚なプリンス」、確かに!!
ライブの感想はこちら。
また観たいなー。
iTunesはこちら。